作品解説
1980年代のはじめ、家庭向けのビデオが売りに出されて、販売合戦が華やかに繰り広げられた。一方、母と子の関係、特に子離れできない母親の問題が語られていた。「ビデオも子どもも、専業主婦の空白を埋める道具になる」と私は思い、「ホームビデオを作りませんか」の宣伝を聞きながら「ブラック・ホーム・ビデオ」を意図して、この作品を創ってみた。 内容は、ビデオを小道具に使い、息子が転勤してしまった母の、狂おしくも悲しい言動を描いている。
1980年代のはじめ、家庭向けのビデオが売りに出されて、販売合戦が華やかに繰り広げられた。一方、母と子の関係、特に子離れできない母親の問題が語られていた。「ビデオも子どもも、専業主婦の空白を埋める道具になる」と私は思い、「ホームビデオを作りませんか」の宣伝を聞きながら「ブラック・ホーム・ビデオ」を意図して、この作品を創ってみた。 内容は、ビデオを小道具に使い、息子が転勤してしまった母の、狂おしくも悲しい言動を描いている。