愛知県美術館 アートフィルム・フェスティバルで特集上映
愛知県美術館が主催する第25回アート・フィルム・フェスティバルにて、出光真子の作品群が上映されます。〈小特集 2 出光真子の実験映画とビデオ・アート〉と題して恵比寿映像祭以来のまとまった作品上映となります。
10月29日(金)、10月30日(土)の2日間で、①「私的映像の世界」7作品、②「アーティストとのコラボレーション」4作品、③「ドキュメンタリーへの志向」2作品と、3プログラムが展開します。そしてさらに、今回は『Woman’s House』のニュープリント・フィルム上映もあります。
ご興味のある方は是非この機会にご観覧ください。
小特集 2〈出光真子の実験映画とビデオ・アート〉
私的映像の世界
『おんなのさくひん』 1973年、10分50秒、ビデオ
『At Yukigaya 1』 1974年、3分、ビデオ(オリジナル16mm)
『At Santa Monica 3』 1975年、15分30秒、ビデオ(オリジナル16mm)
『わたしのアメリカ、あなたのアメリカ』 1980年、10分、ビデオ(オリジナル16mm)
『父の情景』 1981年、5分50秒、ビデオ(オリジナル16mm)
『たわむれときまぐれと』 1984年、15分50秒、ビデオ(オリジナル16mm)
『ざわめきの下で』 1985年、10分50秒、ビデオ(オリジナル16mm)
計71分50秒
アーティストとのコラボレーション
『アニムス パート1』 1982年、13分10秒、ビデオ
『アニムス パート2』 1982年、19分40秒、ビデオ 出演:岸本清子
『At Any Place 4 ヨネヤマ・ママコ「主婦のタンゴ」より』 1978年、12分30秒、ビデオ(オリジナル16mm)
『Someting Within Me』 1975年、9分30秒、ビデオ(オリジナル16mm) 音楽:髙橋アキ
計54分50秒
ドキュメンタリーへの志向
『サム、聞いているの?』(武満徹編、高松次郎編A、同B、富岡多恵子編)
『Woman’s House』 1972年、13分40秒、16mm
計73分40秒
『Woman’s House』フィルム上映 - 出光真子の初期作品で米国におけるフェミニズムアート運動を捉えた『Woman’s House』(1972)をニュープリントでご覧いただけます。2018年に新たに現像されたプリントは、作家が色調整を再検討してプリントしたものでこれまでと少し印象の異なる仕上がりになっています。
『サム、聞いてるの?』上映 - これまで公開されることの少なかった1975年制作のインタビュー作品です。作家の前夫、画家のサム・フランシスの人間像を知人へのインタビューで描いています。黎明期でまだ希少であったオープンリール型のビデオレコーダーで制作されたインタビュー作品で、武満徹、高松次郎、富岡多恵子の3人がサム・フランシスについて語る姿が電子的に甦ります。
特集「映画の声を聴く」、小特集「水谷勇夫の映像世界」、小特集「出光真子の実験映画とビデオ・アート」と盛りだくさんの愛知県美術館 アートフィルム・フェスティバルは、2021年10月20日 から 10月31日 まで開催されます。お近くにお住まいの方は是非足をお運びください。
詳報は下記展覧会ページよりPDFでチラシをダウンロードしてご覧ください。